第1回(仮称)中央図書館整備基本計画検討委員会

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更新日:平成23年2月28日

日時:平成18年9月19日(火) 14時から16時
会場:一宮市役所木曽川庁舎 3階 第3会議室
委員:13名出席(2名欠席)

議事要旨

(1)(仮称)中央図書館整備基本計画検討委員会について

(事務局説明)

  • 本委員会は、平成16年度から17年度に検討した尾張一宮駅周辺地域再生整備事業計画に示された「一宮市による尾張一宮駅ビル構想(案)」に基づいて、(仮称)中央図書館の役割や機能、図書館サービスや、施設整備計画等の具体的整備基本計画を検討するために設置した委員会である。
  • 委員は、教育長が委嘱した15名によって構成され、任期は平成19年3月31日までとする。
  • 委員長は委員の互選によって、副委員長は委員長によって、それぞれ選任される。

(2)委員長及び副委員長の選出について

  • 委員長には委員の推薦により、図書館学の専門家で新しい図書館づくりに詳しい菅野委員(愛知淑徳大学文学部図書館情報学科教授)が選出された。
  • 副委員長には、委員長の選任により加藤委員(一宮市図書館協議会会長)が選出された。

(3)整備基本計画策定スケジュールについて

(事務局説明)

  • 平成18年12月までに5回の委員会を開催し、検討結果にあたる「基本計画(案)」を平成19年1月に公表し、パブリックコメントとして市民からの意見を募集する予定。
  • 平成19年2月に第6回目の委員会を開催し、パブリックコメントを踏まえた「基本計画」策定を予定。
  • 団体ヒヤリングについては、9月から10月にかけて3つの種類の団体に対するグループインタビューを予定。

(4)市立図書館サービスの現況と中央図書館整備の課題について

  • 市立図書館サービスの現況に関する委員意見

    ・ 豊島図書館は、周辺道路の混雑や駐車場不足によって車で行くと不便である。

    → (事務局)豊島図書館には58台の駐車場があるが、土日には10~20分くらいの駐車待ちが発生している。尾西は庁舎や市民会館の駐車場と共用利用でき、玉堂記念木曽川は85台の駐車場がある。

    ・ 公共図書館において、専門職員の果たす役割は重要である。

    ・ 現況の図書館利用状況については高齢者の登録が少ない一方で若い人の利用が少ない。

    → (事務局)登録率については学校図書館と豊島図書館のカードを平成14年から統一してきた関係で若年者が多く、高齢者が少なくっているが、登録者に対する利用者数の割合については高齢者が多く、中高生が少ない状況である。

  • 中央図書館整備の課題に対する委員意見

    ・ 最近は特に評価という点が重要であり、公共施設に無駄なお金を使わずに、効率良く利用者の方に喜んで頂く施設にしなければならないということを国は提言している。

    ・ 根本的な話だが、中央図書館は本館・分館のうち本館の位置付けか。

    → (事務局)今は明言できないが、駅ビルに整備するにあたっては規模・人員・蔵書などの面で中核となる施設として作っていきたいと考えている。中央図書館は本館、他の館が地域館としての分館との位置づけになるのではないかと考えている。現状は合併後の体制が引き続いており並列の関係になっている。

    ・ 学校支援については、中央図書館が駅にできることによって図書館とのいろいろな連携が可能になると思う。

    ・ バリアフリーは基本的なことであり、エレベータ・エスカレータ・点字案内の整備は当然である。

    ・ 図書館は社会教育施設であるので、親子の触れ合いや学習の場といった多くの機能が求められている。

    ・ 個人的には子どもと行くことや一度にたくさん借りることも考えると車が便利である。ただし、本を借りるだけでない多目的な図書館となり、一宮市の図書館に行けば楽しいと感じる施設になれば電車賃等を支払っても行く価値が見出せると思う。

    ・ 利用者は自転車、自動車が多い。iバスは地域が限られている。路線バスを増やすとかの予定はあるか。バス代は意外と高い。時間帯限定でバスの本数を増やす等の対策があれば、多少の利用は見込めると思う。

    → (事務局)利用手段は図書館をどこに置いても結局は車になり、駐車場を何台用意しても問題になる。発想を変えて公共交通の利便性の高い駅に設置することで交通弱者といわれる子ども、お年寄り、障害者にとっても総合的に利用しやすくなると考えられる。また、地域館との役割分担も考えながら、図書館どうしの配送便をもっと活用して頂くなど車利用者の利便性も高めていくことを検討していきたい。また、駅ビルに整備するには機能はかなり多目的にしていかなければいけないが、財政的な問題もあるので規模も含めて検討していきたい。

    ・ 他都市の事例については、想定規模よりも小さなものが掲載されいるが、人口38万人都市の顔に相応しい施設にあわせた事例抽出も必要では。

    ・ 先進事例視察も大事ではないか。

    ・ 新しい図書館となるとイメージ的に人で溢れている名古屋の駅ビルの書店を想像する。一宮市の図書館に大いに期待している。

    ・ 新しい図書館ができることにとてもワクワクしている。子ども文化広場は子どもの書物だけなので、母親と子どもが一緒にそれぞれの本を選んで借りることができない。新しい図書館は市民の憩いの場となることが求められおり、託児所・レストラン・カフェが併設されている事例も参考にして、本当に市民の図書館になるようにしたい。

    ・ 本の書庫でなく、開架図書がギャラリーとなっており、ヤングアダルトサービスが充実していれば、若年層の利用促進につながるのではないか。

(5)市民アンケート結果(速報)ついて

(事務局説明)

  • 平成18年8月24日から9月4日にかけて、13歳以上の市民3,000人(無作為抽出)を対象に市民アンケートを郵送にて実施。9月4日時点で約3割の回収率である。
  • 平成18年9月3日と9月6日に、豊島・尾西・木曽川・子ども文化広場の各館において、利用者2,500人に対してアンケートを実施。約8割の回収率である。
  • 本日は市民アンケートの速報で単純集計結果のみを提示した。
  • 次回の検討委員会では、各回答結果に対する年齢層や居住地域別の特性等、詳細なアンケート結果を報告予定。

(6)その他

  • 検討会の進め方に関して
    (事務局)委員からご意見のあった先進事例となる図書館の視察について、次回の委員会開催までに、事務局で日程調整を行い連絡する。