第2回(仮称)中央図書館整備基本計画検討委員会

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更新日:平成23年2月28日

日時:平成18年10月19日(火) 14時から16時
会場:一宮市役所木曽川庁舎 3階 第3会議室
委員:10名出席(5名欠席)

議事要旨

(1)第1回委員会議事要旨の確認について

(事務局説明)

  • 平成18年9月19日に開催した第1回委員会議事要旨について、各委員による内容の確認が行われ、原文のとおり承認された。
  • 承認された第1回委員会議事要旨は、一宮市立図書館ホームページにて、委員会資料とともに搭載し公開する。

(2)先進図書館視察結果報告について

  • 平成18年10月13日に、愛知県内における先進事例として、豊田市中央図書館と日進市新図書館準備室を視察。視察メンバーは、委員9名、職員5名の計14名。
  • 視察参加メンバーによる感想

    ・ 豊田市中央図書館はあまりにも立派すぎ、図書購入費の金額も(一宮市に比べて)多額であり、部分的には参考になることもあったが、全体としてはあまり参考にならないと思った。そこで、お金で解決できない部分を私どもはアイデアで解決していきたいと思う。

    ・ 日進市の新図書館準備室では「出会いと憩いの図書館」をキャッチフレーズとし、利用者の立場で図書館を考えており、大いに参考にしなければならないと思うが、利用者の側から要望に対しては、行政側が主導性をもって分析しなければならないと思う。

    ・ 駅はいろいろな人が利用するので、相当な広いスペースが必要だと思った。駐車場も必要だと思った。

    ・ 豊田市は財政的に恵まれているので、一宮市で同規模・同内容の図書館を整備するのは難しいと思う。

(3)市民及び利用者アンケート結果について

(事務局説明)

  • アンケート結果に対する委員意見

    ・ 市民のアンケート回収率が低い。図書館に関心のある人だけからの回答だと思われるが、現実に一宮市の図書館行ったことがない人にも聞いても同じ結果になると思う。そのような人たちに図書館利用を促進することが必要になると思う。

    ・ 職員の資料に対する認識に満足しているとの回答割合が高いが、私の経験ではそんなことはないと思い、疑問を持っている。

    → (事務局)資料-3(アンケート結果)の17ページをご覧頂くと、現況の満足度結果ですが、職員の応対に対して88%、職員の資料に対する知識に対しては84%が満足との結果となっており、施設が古い中で職員が利用者から満足を得ていると感じている。

    ・ アンケートについてですが、どのような扱いとするのか。

    → (事務局)アンケートの自由意見には180度異なる意見もあることから、結果は参考として傾向をつかむために利用する。

(4)(仮称)中央図書館の基本方針とサービス計画について

(事務局説明)

  • (仮称)中央図書館の基本方針に対する委員意見

    ・ あらゆるところから網羅していると感じる。これが全部実現できたら良いと思う。基本方針としては資料の3点で網羅されていると思う。

    ・ 中央図書館の本来の意味、本館ということで、図書館の中でも高機能を持った施設である意味合いが大きいと思うが、駅ビルという立地条件の中で様々な問題があるので、基本方針で中央図書館の意味づけをしっかりする必要がある。

    ・ 基本方針の中に、「にぎわい・ふれあいの場として交流・情報拠点を充実する」とあるが、新市全体の中心として、尾西地区や木曽川地区を含めたメインの図書館、新一宮市を代表する核となる駅ビルといった、全市的な発想で考えることが必要。

    ・ 「にぎわい・ふれあいの場」という基本方針ですが、駐車場に問題がある駅ビルに図書館を作って、「にぎわい・ふれあいの場」になるのだろうか。

    ・ 鉄骨のビルの中に図書館を整備するだけでなく、緑を多くする工夫も必要だと思う。

    → (事務局)駐車場の問題は、100台分の駐車スペースを用意しても不足するのは明らかである。尾張一宮駅には往復で毎日8万1千人が通過するので、駅ビルでもやっていけるのではと思っている。
    また、尾西図書館・玉堂記念木曽川図書館等との有機的な連携によって役割を十分に見直して、自動車を利用して来館する方は、(駐車スペースに困らない)地域館を活用していただければ、全体として満足を得られると考えている。

  • (仮称)中央図書館のサービス計画に対する委員意見

    ・ 市民が要求することが何かを考えると、専門的な資料を充実したり、多様なサービスを受けたいということよりも、一般的な資料を借りるといったことに一番関心があると思うので、その点を十分に考えていく必要がある。

    ・ 中央図書館としてサービス機能を高める必要があるが、あまり高度すぎると市民が利用しにくくなる可能性もあり、何を優先するかの議論が必要。

    → (事務局)今回の中央図書館には、中央図書館としての専門的な機能と、地域館としての利用しやすい機能が必要であり、また、資料内容についても一般書から専門書までの蔵書も必要となることから、優先順位を付すのは非常に難しいと考えている。

    ・ 町の中にある書店は売れる本、読まれる本を揃えているので、図書館の中にそのような本を揃えるコーナーを設けたらいかがか。

    → (事務局)現在でも新聞・週刊誌は図書館に備えているが、図書館と書店とは役割が違い、市民の知的要求を満足させるために多様な本を、幅広く設置することが求められていることから、中央図書館の中にも芥川賞や直木賞等を受賞された方の作品を置くことも考えられるが、基本的には広く色々な分野の本を収集することが、図書館の基本的な役割となっている。

    ・ 障害者でも入館しやすい施設として、入口に音声による誘導案内もお願いしたい。音声対応型のパソコンを持ち込めたり、自分だけが聞こえる音訳資料の読み取りキットも備えてあると良い。点字を読める方が少なく、点字本を利用する方も少ないので音訳テープの利用の方が高いと思う。

    ・ 市の行政資料の情報提供が重要になる。

(5)その他について

  • 次回の検討委員会日程について
    (事務局)次回の第3回検討委員会は、平成18年11月9日の14時から開催する。