第6回(仮称)中央図書館整備基本計画検討委員会

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更新日:平成23年2月28日

日時:平成19年3月13日(火) 14時から16時
会場:一宮市役所木曽川庁舎 3階 第3会議室
委員:12名出席(3名欠席)

議事要旨

(1)市民意見提出制度による意見募集結果について

(事務局説明)

  • 平成19年1月15日から2月14日までの1ヶ月間にわたって、(仮称)中央図書館整備基本計画(案)に対する意見を募集した結果、4名の方から意見が提出された。
  • 提出された意見の内容は、「中央図書館のあり方」、「立地場所」、「図書館サービス」、「施設計画」、「財源」、「その他」で、計14項目に分類されたが、既に基本計画(案)に含まれている内容や、事業そのものの必要性などであった。
  • 提出して頂いたご意見に対する市の考え方についても検討を行い、検討資料どおりの内容で承認をされた。
  • 市民意見提出制度による意見募集結果から、基本計画(案)に反映できそうな意見はないとの判断を決定した。

(2)(仮称)中央図書館整備基本計画(案)の承認について

  • 市民意見提出制度による意見募集において公表済みの原案を、検討委員会における最終案とすることで承認された。

(3)その他

(事務局説明)

  • 本日の第6回目の検討委員会をもって、(仮称)中央図書館整備基本計画策定委員会は終了する。
  • 基本計画(案)及び本検討委員会に対する委員感想

    ・ 中心市街地活性化の構想の中で、駅ビルは大きなプロジェクトとして位置付けており、その中に中央図書館が入るといこうとは、この基本計画(案)に書いてある機能は勿論だが、今後、中心市街地活性化計画を策定する際には、中央図書館の立場から、中央図書館の機能が十分活かされるよう地域との連携、商工会議所との連携、さらに駅ビル図書館が機能する発言を期待する。

    ・ 私自身、現在ある豊島図書館の設計の段階から携わった経緯がある。豊島図書館はまちづくりの活性化ということで、本町の現在の場所が決まり、当時からも、まちづくりと図書館は一体化という考え方があった。当時もまちの中に図書館をつくることに対して反対もあった。今回すばらしい計画がまちの中心、駅ビルに出来るということは大変嬉しい。基本計画(案)に記載してあることは、本当に理想的な、全部本当に出来たら素晴らしい図書館になると思う。是非、基本計画(案)に記載されていることが多く実現されるようにお願いしたい。

    ・ 今までボランティアとして図書館で活動してきたことと違い、いろいろな部分での視野を広めることができた。駅ビルの中に図書館を建設するということからスタートしたが、ただ立派なだけではなく、今ある尾西・木曽川・尾西児童・子ども文化広場・地域文化広場、それぞれの図書館の特色を活かしつつ、つながりを持って根付いていくよう支援していくことだと思う。一宮で育った子どもたちの、ふるさとのあたたかな図書館となってくれれば嬉しい。一市民として、また子どもたちと良い本の出会いの架け橋になりたい。一ボランティアとしてこれからも見守っていきたいと思う。

    ・ 母親代表という立場で委員会に参加させていただいた。最初場違いと感じたが、近所のお母さん方との会話の中で、一宮駅に駅ビルが出来て、その中に中央図書館が入る基本計画を今作っていることを説明したら、すごい楽しみだねという返事を頂き、そういう話の中に自分が参加できたことがうれしいし、市の中央の駅ビルに図書館が出来るという話が盛り上がってくれば、うれしい。

    ・ 障害者の立場で、交通の便から言うと、一宮駅に図書館ができると障害者にとって、すごく安心して図書館に行くことができる。交通機関を乗り継ぐことは障害者にとっては非常に負担である。本基本計画(案)には音声誘導装置やいろいろなことが書いてあるが、一人ででも入館できるような配慮があり、実現できればうれしい。

    ・ 検討委員会で出された意見が全部できれば素晴らしい図書館になると思う。私が心配しているのは図書館に限らず、公園でも一緒だがマナーの件。横浜の方の図書館では、図書の中身を前部抜いて返却する例や、コーヒーの汚れといった被害が年間450万円かかっているらしい。そういう点を心配している。本を借りるだけでなく、ぶらっと立ち寄って憩いの場になる図書館になればいい。

    ・ 皆さんの貴重な時間を頂いてまとめた計画(案)なので、これを大事にすることが重要だ。これを、まちづくりに活かすためには、この検討委員会の委員の中から2人でも3人でも、まちづくりの勉強会に入れて頂きたいと思う。この生きた考えが一番大事になると思う。真剣に考えていくことが大事だと思う。みんなで勉強して素晴らしい駅ビルにして欲しい。中身から考えていくことが必要で、これからが大事だ。

    ・ 一宮市の活性化・まちづくりのためにも、文字離れが進んでいる若い青年も少年も含め、駅の中にある中央図書館の役割は大きい。若者に一宮を好きになってもらい、故郷だと思ってもらうためにも、一宮市で育ったことを大事にしてもらいたい。それをこの検討委員会で強く思った。小学校の頃、赤ちゃんの頃から読書を薦めている一宮の体制、取り組みに敬意を表したい。

    ・ 本検討委員会は、各団体の代表者からなり、意見は多種多様で多角的な検討が出来た。市民意見募集制度により募集意見結果を見ると、私自身もそうだが、駅の中に図書館をつくることについて、全面的に賛成した訳ではない。人間はいろいろな考え方がある中で、個人的に反対のところがあっても、全体像をみて辛抱しなければならないところはある。与えられた範囲の中で何が出来るかを考えていくことが大事だ。駅ビルに図書館ができる最大の効果は、現在寂れている本町商店街も、派生的に発展していくだろう。計画を作ることが行政の目標になっているので、具体的に実現することに最大の努力をして頂きたい。図書館はいかに本を集めて、分類して提供することがテクニックかと思っていたが、実はそうではなくて、教育・文化は勿論だが、産業面等に関わる極めて広範囲な学問だなと再認識した。だからこそ、余計に本計画を進めていくことについては、図書館の考え方ではなく、市の行政全体に亘る考え方をもって、図書館を構築していく必要がある。計画を作って良しとするのではなく、図書館が機能するように、駅ビルや一宮市全体がどうなるのかを考えて、更にはそこに住む人のことを考えて、駅ビルの建設を考えていって頂きたい。特に、情報化の最たる機能を持つ図書館であるなら、情報を駆使して行政のキーステーションになって欲しい。

    ・ この中央図書館への関心が非常に高いと感じている。よく器だけといわれるが、これからの時代は運営面・ソフト面にどう市民が関わっていくか、何でも行政にお願いではなく、これからは市民の皆さんが主導権をもって、自分達で考えて行動していかなければならない時代になっていると思う。図書館でも既にボランティアで関わっている方が大勢いらっしゃるが、計画倒れになることなく、これがスタートで、市民の皆さんが自分達で使い勝手を良くしていくことを考えて、行動して頂いて、図書館を利用して頂ければ、素晴らしい図書館になると思う。

    ・ 一宮市は市民の豊かさを求めて情報格差をなくすために、取り組んでおり、今回の図書館計画にもそれが期待されている。70万冊の図書も大事なことだ。資料がなくて図書館は成り立たない。意見募集結果の中にもあったが、インターネット上の情報があるだけでは図書館とは言えず、やはり情報発信の元は資料だと思う。その資料を70万冊用意する図書館は素晴らしい。一方で情報発信という言葉を通して、図書だけでなく商工会議所の皆さんやボランティア活動の皆さんと連携して、そこから得られる情報を発信するといった新しい図書館サービスを念頭においていることは素晴らしい。