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更新日:令和5年3月30日
1989年に一宮市立豊島図書館(当時)主催の、4回にわたる講座、「子どもの本を楽しむ講座」を終了したメンバーの有志で発足しました。
この講座で子どもの本のもつ愛しさ、力強さ、奥深さ、をわが子の子育て中に絵本を読む中で出会った以上に、感動するを多くまなびました。この気付きを、これから、わが子と広く時代を共にしていくだろう、たくさんの子どもたち、そのまわりの大人たちと共有したい、と願わずにはいられませんでした。
♪ さぁ~ はじまるよ~ ほら おいでよ~ ♪
私たちのはじまりの合図の歌声に、赤ちゃんを抱えて、小走りで、また、小さな背中をうしろからそっと押しながら、おはなし広場にあつまってくださる。さぁ!私たちといっしょに、絵本の中へようこそ!
子どもたちが、育ちの中で自分の命を思うとき、今たっているその大地、ふるさとである一宮のことをふっと想って生きていってくれたら……と、難関を乗り越えていく糧のひとつにしてくれたら……と、一宮に伝わる先人たちの、心に残るおはなしを、母親としての目線と想いをこめて、取材し、文献を参考にし、みんなで、相談しつつ、特技をいかしつつ、大型紙芝居にしました。それが、私たちの、スタートでもありました。いまでは、制作していた時間も含め、宝物になっています。
おはなし会の選書、プログラムの立て方、そのおはなしに読み手の心がはいっているか。作り手の想いはどんなところか、きいてくれるこどもたちにちゃんと、絵本が届いているかしら、などなど。みんなで、意見交換を重ねてより楽しいおはなし会にしたいと努力しています。私たちも人としてちゃんと育つこと、図書館や先輩方のお声を真摯に受け止め学び、届ける絵本の一冊一冊を心におとすこと、まだまだ、課題はたくさんです。お子さんの大切な育ちの時間を、私たちと共に過ごしてくださるのですから。
おはなし会のあと、ひとしきり私たちと遊んでくれる小さなともだち……、おかあさんたちとの絵本のおはなし……、そうした時の中で、私たちは育てられてきています。
一冊の絵本を小脇に抱えて、もう一方の手はしっかりとおかあさんとつなぎ、危なっかしい足取りで「バイバイ!またね!」とにっこりほほえんでくれたとき。そしてまた、ちょっぴりおにいちゃんたちのおはなし会では、その場にいることが照れくさいのかな?広場から遠からずとも近からずのところで耳を傾けていた子に、スーパーで突然「あっ!おばさん、あの本かりたよ」とはなしかけてくれたとき。「ありがとう。絵本の架け橋になれたかな?」とよろこびでいっぱいになります。
一歩ずつゆっくりとみんなで歩み、たんぽぽの綿毛を飛ばし続けたいと思います。
子ども文化広場図書館 | 第2土曜日 | 午後3時 |
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第4木曜日 | 午前11時 | |
地域文化広場図書室 | 毎月1回火曜日 | 午前10時30分 |