第3回(令和3年8月4日)

HOME > 子ども司書講座 > 第3回(令和3年8月4日)

更新日:令和3年12月15日

8月4日(水)に本年度の「子ども司書講座」の第3回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は6期生になります。

第3回目は「おはなし会をやってみよう!」「調べ学習をしよう!」ということで、おはなし会での絵本の読み方や図書館を利用した調べ学習について学びました。


午前はおはなし会についてです。
まず、いつもおはなし会を行っている図書館のスタッフから、絵本とはどんなものか、おはなし会とはなにかということを学びました。



実際に絵本の読み聞かせもしてもらいました。小さい頃を思い出しながら聞いています。



ひととおり説明を聞いたら、いよいよ絵本を手に取ります。
絵本はジャンル別にわかれており、グループでひとつジャンルを決めて、さらにその中から一人ずつ気に入った絵本を手に取ります。



最近あまり絵本を読んでいなかった受講生も、懐かしい気持ちでページをめくりました。



おはなしの内容を把握したら、実際に読み聞かせのために絵本を開いて見せる練習です。
みんな一斉に読み始めます。


  
実際におはなし会を想定して、グループ内でお互いに読み聞かせをしています。
みんな恥ずかしがることもなく、上手に読んでいました。
見てみるのとやってみるのではだいぶ印象が違って、絵本の読み聞かせも奥深いことに気づけたようです。



  
最後は実践としてみんなでおはなし会を行います。

  
代表として四人がみんなの前で読み聞かせをしました。
若干緊張しながらも習ったとおりに、おおきくゆっくりと話すことが出来ました。





午後は調べ学習について学びます。
まずは図書館の司書さんから調べ学習とはなにかについて学びます。



調べ学習ではテーマが大事! 1人ひとつずつ大きいテーマを決めます。
今回は「ロボット」「うさぎ」「ラムネ」「あずき」など、身近なものからテーマを決めました。



テーマを決めたら、まずはそのテーマの言葉の定義を確認します。調べ学習では、テーマがふわっとしてしまうと自分が何を調べているのか見失うこともあるので、ここはしっかりと辞典を引いて定義を書き写しました。



書き写したら、そのテーマに対する「なぞ」を詰めていきます。ドーナツチャートと呼ばれる、アイデアを出すためのワークシートを使ってテーマについて素朴な疑問を書き連ねていきます。疑問を出した後は自分の予想を書いていき、その中から一番調べてみたいことを1つ決めました。



最後にみんなで自分のテーマと疑問、予想を発表しました。
身近なことでも改めて考えてみると、「なぜ?どうして?」と疑問に思うことがたくさん出てきたようです。



また、一宮市に関する郷土資料についても学びました。
自分の住む地域について、分厚い本や昔の写真などたくさんの資料があることに驚いたようでした。

子ども司書講座は7月から12月までかけて、全6回の内容で開講する予定です。
引き続き子ども司書たちの活躍はホームページでお伝えしていきます。