更新日:令和5年12月14日
8月9日(水)に本年度の「子ども司書講座」の第3回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。本年度は8期生になります。
第3回目は「ビブリオバトルをやってみよう!」「イベントの企画をしてみよう!」ということで、ビブリオバトルのやり方やイベントの企画の立て方について学びました。
午前は、ビブリオバトルについて学びます。
ビブリオバトルとは、5分間で本を紹介しあい、もっとも読みたくなった本を選ぶというゲームです。「知的書評合戦」とも呼ばれています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
ビブリオバトルの準備をする前に、ビブリオバトルとはどのようなものなのかを学びます。
受講生の多くはビブリオバトルを知っているようですが、実際にやるのは初めての子がほとんどでした。
まずは、隣同士で自分が持ってきた本の表紙や目次、裏表紙、本のそでに何が書いてあるのかを紹介し合います。
持ってきた本を紹介する内容を考える前に、ウォーミングアップとしてロングセラーの『ぐりとぐら』がどんな物語だったのかをみんなで考えていきます。
次に、先ほど紹介した内容と事前に書いてきたあらすじをもとに、付箋を使って本の内容や疑問点、おすすめのポイントなどを書き出します。
書き出しが終わったら、特に伝えたいことを3つ選びます。これをもとに、改めて本の紹介にチャレンジ!
発表スタート!3分間で自分のおすすめのところや魅力を紹介します。3分間で自分の伝えたいことを言葉にして紹介することは大変ですが、言葉を絞り出して本の魅力をみんなに伝えます。
その後、グループのチャンプ本を「いっせーので!」の指差しで決めました。
みんなお互いのおすすめの本の紹介を聞いて、読みたい本がたくさん出てきたようです。
午後は、グループで図書館のイベントの企画に挑戦しました。
いきなりイベントの内容を考えることは難しいため、まずは1人でたくさんアイデアを出します。
お題に合わせて、お題の良いところや図書館と結び付けたアイデアをどんどん出していきます。
アイデアをたくさん出したらグループで共有し、みんなの考えから新たな発見を見つけていきます。出てきたアイデアから、面白い!やってみたい!と思うアイデアを1つに決めました。
次に、グループで1つのイベントを企画していきます。
まずは、各自で付箋にイベントの目的、ターゲット、場所、内容について6分間で自分の中で思いついたことを書き出していきます。
グループでみんなが出したアイデアを組み合わせたり、新たなに付け加えたりしながら1つのイベントを作っていきます。どうやったらみんなに興味を持ってもらえるか、イベントを実施するために何が必要になるかを考えながら、1つのイベントの企画書を書き上げることができました。
子ども司書講座は7月から12月までかけて、全6回の内容で開講する予定です。
引き続き子ども司書たちの活躍はホームページでお伝えしていきます。