第6回(令和5年12月23日)

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更新日:令和6年1月30日

12月23日(土)に本年度の「子ども司書講座」の第6回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は8期生になります。

第6回はついに最終回になります。午前中は「本の修理現場をみてみよう!」ということで、中央図書館の本の修理ボランティアをしているブック・ラボさんを講師に迎え、和装本の作り方を学び、館内にある修理室を見学しました。


和装本(和綴じ本)とは、ひもを使って綴じてある本のことです。和紙で書かれている昔の本に多く使われています。今回は、表紙をブック・ラボさんにご用意いただき、本を綴じるところを体験しました。



さっそく綴じていきます。ロウを用意してもらい、針に糸を通すところから始めます。

 
先生に教えてもらいながら、糸を順番通りに通していきます。
今回は、和装本の綴り方の中でも、四ツ目綴じ・康煕綴じ・麻の葉綴じをしていきます。

 
糸を通す穴は事前にブック・ラボさんに開けてもらっています。同じ穴に何度も通すために力が必要です。受講生たちは、工夫をしながら糸を通していました。

 
個別にも対応してもらいます。中には、サクサク進めていく子もいました。


見事に完成! みなさんよく頑張りました!
表紙がきれいな和紙でできており、子ども司書講座の思い出の品になりました。
ちなみに、中身はメモ帳になっています。


 
全員の和綴じ本が完成した後は、館内にある修理室を見学しました。

実際に修理をしている途中の本や、修理に使用する道具などを見せてもらいました。
本1冊を修理するにはとても時間がかかること、修理をしても元通りには戻らない本もあることなどをご説明いただきました。壊れてしまった本や修理をしている本を見て、本を大切に扱うことがとても大事だということを受講生は学びました。



午後は、前回に引き続き実習レポートの発表を行いました。
今回は、市内の図書館のイベントへの参加やテーマ展示についてレポートを書き、発表をしました。


 
2人1組になり、お互いの発表後に質問をします。ビブリオバトルやおはなし会、テーマ展示など参加したことがないイベントや、見たことがなかったテーマ展示について、身を乗り出して発表を聞いていました。中には、図書館スタッフにインタビューをした子もいました。

 
発表と質問が終わったら、お互いの感想をカードに書いて渡します。同じイベントやテーマ展示について書いた子もいましたが、また違った発見があったようです。


 

 
第6回で子ども司書講座すべての日程が終わり、修了式を行いました。
全6回の講義を頑張った成果として、「子ども司書」の認定証が受講生に授与されました。


 
今回の受講生すべてが認定要件を満たし、晴れて第8期の子ども司書に認定されました!
みなさんおめでとうございます!
子ども司書講座で学んだことを活かし、今後は自分たちが通っている学校や地域の図書館で活躍してくれることを期待しています!
半年間、本当にお疲れさまでした。

子ども司書講座は来年度も開講する予定です。
今後も皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。