11月17日(日)に本年度の「子ども司書講座」の第5回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は9期生になります。
第5回は「イベントの企画をしてみよう!」「調べたことを発表しよう!」ということで、グループでイベントの企画を行なったり、受講生が第5回までに調べてきたことを発表しました。
午前は、 グループで図書館のイベントを企画しました。

まずは、図書館ではどのようなイベントが開催されているのかを知るところから始まります。一宮市立図書館で開催されているイベントだけでなく、他市の図書館で開催されているイベントについても知りました。

いきなりイベントの内容を考えることはとても難しいので、まずは1人でたくさんのアイデアをワークシートに書いていきます。子どもたちは、「お祭り」「テレビ番組」「クリスマス」「スポーツ」のテーマに合わせて、テーマの良いところや図書館とテーマを結び付けるとできるイベントを考えていきます。文字だけで表現することはとても難しいので、イラストや図でみんなに伝えることができるようにします。

1人でアイデアを出したら、今度はグループでワークシートを見せ合って共有します。「こんなイベントが合ったら楽しそう!」などの声が上がっていました。みんなが考えたイベントを共有したら、どのテーマでイベントを企画するのかをグループで決めていきます。中には、イベントを組み合わせて新たなイベントを考えているグループもありました。

企画するイベントが決まったら、今度は1人で付箋にアイデアを出していきます。内容だけでなく、開催する場所、イベントのターゲットなど、イベントを開催するために必要なことを考えていきます。「こんなイベントありえない!」「本当に実現できるのかな?」と思うことでも、アイデアを出していくことがとても大切です。

次に、アイデアを書いた付箋をA3用紙に貼ってグループで共有していきます。グループでは、出したいアイデアをくっつけてさらなるアイデアが生まれていました。どうやったらみんなに興味を持ってもらえるか、イベントを実施するために何が必要になるかを考えながら、イベントを形作っていきます。

最後に、イベントを企画書にまとめていきます。
受講生が考えたイベントは、「ブックランニング」「図書館本まつり」「全国でつながろう!!本祭り」「ブックフェスタ」でした。
イベントを企画することは、受講生のほとんどが初めての体験でとても大変だったと思います。
みんな、よく頑張りました!

午後は、第4回で学んだ調べ学習を生かし、実際に自分でテーマを決めて調べたことを発表していきます。
発表は、2人1組で行ないます。どんなテーマでどんなことを調べたのかを発表し、聞いて疑問に思ったことを質問します。

みんなが調べてきたテーマは、「教科書」「リコーダー」「野菜」「漢字」など身の回りにあるものから「チョコレート」「新幹線」「ヘラクレスオオカブト」など好きなものまでいろいろありました。相手が調べてきたことを、身を乗り出して聞いていました。

お互いの発表と質問が終わったら、感想をカードに書いて渡しました。発表を聞いて、自分の知らないことを知ることができて楽しそうでした。また、疑問に思ったことを、さらに調べてみようといっている子もいました。
感想カードをもらって、みんな嬉しそうでした。
子ども司書講座は7月から12月までかけて、全6回の内容で開講する予定です。
引き続き子ども司書たちの活躍はホームページでお伝えしていきます。