第1回(2025年7月13日)

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更新日:2025年8月7日

7月13日(日)に本年度の「子ども司書講座」の第1回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は10期生になります。

第1回は「子ども司書の役割・図書館の役割」と「ポップづくり」について学びました。

開講式

最初に開講式が行われました。一宮市が宣言している「子ども読書のまち宣言」をみんなで読み上げます。


自己紹介 図書館講座
さっそく最初の講義が始まります。午前中は、「子ども司書のすすめ」を書かれ、東海学院大学で司書課程を教えていらっしゃるアンドリュー・デュアー先生をお招きし、「子ども司書と図書館の役割」と題して、子ども司書や図書館はどのような役割があるのか、読書をするとどんな良いことがあるのかについて学びました。


図書館講座 
図書館の役割の中では、世界の図書館の歴史をご紹介していただきました。今から約5,000年前に作られたメソポタミア文明のくさび形文字が書かれた粘土板が残っていることに、特に子どもたちは驚いていました。
子ども司書の役割は、地域の活動などを通して家族や友達と読書や図書館の楽しさを伝えることだと教えていただきました。
また、他の図書館でおこなれている子ども司書の活動として、デュアー先生が講師をされている岐阜市立図書館の子ども司書が作っているラジオ番組の紹介がありました。


屋上 出納ステーション
午前の最後は館内のバックヤードなどの見学に出発!
普段は入ることができない事務室やiービルの屋上にある自動化書庫、昔の貴重な資料を保管している5階の閉架書庫などを見学しました。自動化書庫から各階にある出納ステーションに届けられた本を、実際に取り出す作業も体験しました。


付箋
5階閉架書庫では、中央図書館が所蔵している資料の中でも特に古い明治時代の教科書「小学読本」について、デュアー先生に解説していただきました。

今回学んだ子ども司書・図書館の役割を踏まえて、これからの講義を頑張っていきましょう!


地図 
午後からは、図書館スタッフからポップづくりについて学びます。みんなが持ってきた本を題材にポップを作成していきます。
最初に、ポップとはどのようなものなのか、どんなことを書くといいかなどについて教えてもらいました。


講義
ポップを作り始める前に、本の内容やおすすめしたいポイントなど、ポップに書く内容を考えていきます。本のキャッチフレーズが思い浮かばず、頭を悩ませている子もいました。


POPの講義 POPの講義
ポップの内容を考えるときに、本の内容を改めて確認します。こんなことが書いてある!と新しい発見があった子、このイラストをポップに書く!と張り切っている子などさまざまです。


書くこと
書き出しに悩んでしまったので、ポップの書き方について書かれている本を見ながら、スタッフと一緒に考えました。


本の内容 
使う材料や道具は、実際に図書館スタッフがポップを作るときに使用しているものです。画用紙を切ったり、折り紙を型取りで切り抜く子など、いろいろな工夫を凝らします。


ペタペタ 色鉛筆
また、遠くから見えやすいようにペンでイラストを描いている子もいました。


 POP2

完成!!皆さん、とってもよく頑張りました!
子どもたちが作ったポップは、中央図書館5階自動貸出機横で8月31日まで展示しています。ぜひご覧ください!

子ども司書講座は7月から12月までかけて、全6回の内容で開講する予定です。
引き続き子ども司書たちの活躍はホームページでお伝えしていきます。