更新日:2025年11月14日
7月30日(水)に本年度の「子ども司書講座」の第2回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は10期生になります。
第2回目は、各館に分かれて「カウンター体験」や「装備体験」など実際の図書館業務を体験しました。

まずはカウンターに出る前に、機械の使い方やカウンターの対応の仕方について学びます。図書館のシステムに初めて触り、「スタッフさんたちが貸し出しや返却の時に何のボタンを押しているのか初めて知った!」と驚いている子もいました。

スタッフさんからの説明と練習が終わったら、いざ本番!実際にカウンターに出て貸出・返却を行います。図書館の本やCD・DVDにはICタグが付いているので、ボタンを押すとどの本が置かれたのかを自動で読み取ってくれます。

図書館のCD・DVDは頑丈なケースに入っています。貸出をするときはこのケースを外します。また、中のCD・DVDに割れや傷がないかを確認します。

こちらは、中央図書館の様子です。

尾西図書館の様子です。
雰囲気や館内の様子は各図書館で違いますが、使っている機械やICタグはどこの図書館も一緒です。

こちらは、木曽川図書館の様子です。

こちらは、子ども文化広場図書館の様子です。

普段は入ることができない場所も見ることができました。
中央図書館では、自動化書庫から呼び出した本を取り出す出納ステーションで、実際に本を取り出しました。呼び出したコンテナを戻すときは、毎回きちんとデータの通り本が入っているか、冊数を数えて確認します。

こちらは、尾西図書館の閉架書庫です。
ボタンを押すと棚が動き、本を取り出せるようになっています。中には、本だけでなく新聞や雑誌、CD・DVDなども保管されています。

こちらは、木曽川図書館の閉架書庫です。ハンドルを回すと本棚が動きます。閉架書庫と言っても各館で異なります。

返却された本に何か挟まっていないか、汚れや破れなどはないか1冊1冊確認します。図書館の本をきれいに保つために、とても大切な作業です。

返却された本やCD・DVDを、元あった書架に戻す作業をしています。本がどのように並んでいるかを教えてもらいながら、戻していきます。図書館には本がたくさんあるため、元あった場所を探すことはとても大変です。

予約された本を書架からピックアップする作業をしています。WEBや他館から予約が入った本を、1冊1冊書架から取り出して用意します。たくさんある本の中から1冊を探し出すことはとても大変です。

午後には、自分の本にビニールのカバーをかける装備体験を行いました。
図書館の本には、汚れたり傷がつかないように「ブッカー」とよばれる透明のビニールのカバーをかけられています。今回は、実際に図書館の本を装備するときに使用している道具を使って、自分の本を装備していきます。

本とブッカーの間に空気が入ってしまったり、ブッカーがくっついて剥がすのが大変だったりと苦戦した子もいましたが、しっかりと自分の本を装備することができました。皆さん、自分が装備した本をたくさん読んでくださいね。

最後に、今日体験したことを1枚のレポートにまとめました。
カウンターでの貸出・返却業務、配架作業、装備作業など、図書館で働いている人のお仕事を体験することができ、貴重な経験になりました。
子ども司書講座は7月から12月までかけて、全6回の内容で開講する予定です。
引き続き子ども司書たちの活躍はホームページでお伝えしていきます。