更新日:2026年2月3日
12月20日(土)に本年度の「子ども司書講座」の第6回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は10期生になります。
第6回は、ついに2025年度子ども司書講座最終回です。
午前中は「本の修理現場を見てみよう!」ということで、中央図書館の修理ボランティアをしている「ブック・ラボいちのみや」さんを講師にお招きし、和装本を教えてもらいました。また、図書館内で実際に本の修理を行っている修理室を見学しました。
和装本(和綴じ本)とは、糸や紐を使って綴じてある本のことです。和紙で書かれている昔の本に多く使われています。今回は、表紙や糸などをブック・ラボさんにご用意していただき、本を綴じる体験をしました。子どもたちは、最初に「本を糸で綴じるの?」と驚いていました。
まずは、和綴じ本とは何かを教えてもらいます。和綴じ本にもいろいろな種類があり、今回は四ツ目綴じ・康煕綴じ・麻の葉綴じを組み合わせて作ります。
本作りの開始!針に糸を通すところから始まります。普段、家庭科の授業で使っているものより太い針と糸のため、難しそうです。また、紙は布よりも固いため、糸を蝋に通して滑りをよくします。
糸を通す穴は、事前にブック・ラボさんに開けてもらっています。同じ穴に何度も針を通すため、針を抜くのが大変です。近くに座っている子と協力したり、「硬いもので押せばいいんだ!」と工夫している子もいました。
針を順序通り刺していきます。順番が複雑なため、次に針を通す穴がわからなくなってしまった子も。配布されたプリントを確認したり、ブック・ラボさんに助けてもらいながら作っていきます。
中には、サクサクと進めていく子もいました。
最後に「題箋」と呼ばれる白い紙をつけて、見事完成!!みんな、よく頑張りました!
表紙は、きれいな和紙で作られており、糸も赤・白・黒などさまざまです。自分だけの本を作ることができました。ちなみに、中はメモ帳になっています。
みんなで頑張って作った和装本は、子ども司書講座の思い出の品になったと思います。
和綴じ本の完成後、館内の修理室を見学しました。
ブック・ラボさんに、修理途中の本や修理するときに使っている道具、実際に修理している様子を見させていただきました。
本1冊を修理することはとても時間がかかること、修理をしても完全には元通りに戻らないことなどを教えていただきました。特に、敗れてしまった本をセロテープなどで貼ってしまうと剥がすときが大変なため、本と破れた破片を一緒にそのままの状態で図書館に持って来てほしいと、子どもたちはお願いされました。
実際に壊れてしまった本や、修理途中の本などを見て、本は大切に扱わないといけないということを実感できたと思います。
午後からは、「おすすめの本を紹介しよう!」ということで、相手を決めておすすめの本を紹介し、メッセージカードを書きました。
講座内では、今までPOPの作成やビブリオバトルなど、いろいろな形でおすすめの本を紹介しました。今回は、友だちや家族など相手を決めて、実際の書架でおすすめの本を選書しました。
まずは、紹介したい相手を決めていきます。友だちや家族、子ども司書の仲間など相手はさまざまです。
続いて、相手がどんなことが好きかを考えます。おばあちゃんに紹介したい子は、短歌や俳句などの本に決めていました。子ども司書の仲間に紹介したい子は、どんなことが好きかを直接聞いていました。
書架に出て本を探す前に、第4回の調べ学習の時に使ったワークシートを使って、どの棚を見ればいいか考えていきます。より細かく調べたい子は、NDC(日本十進分類法)を使って、探す本の分類番号を探しました。
書架に出発!今回は、5階の児童フロアのみで本を探していきます。
どんな本があるのか、図書館のOPACも使いながら探していきます。「犬が出てくる本はあるかな?」など、図書館スタッフに聞いている子もいました。
紹介したい本を見つけたら、講座室に戻ってメッセージカードを完成させていきます。本の内容を確認しながら、どこを紹介したいかを考えました。
子ども司書講座では、いろいろな本の紹介方法を学ぶことができたと思います。ぜひ、これからもお気に入りの本や読んでもらいたい本を、たくさんの人に紹介し、読書の輪を広げていってくださいね。
今回で、2025年度子ども司書講座の全日程が終わり、修了式が行われました。
修了式では、「子ども読書のまち宣言」をみんなで唱和しました。
全ての講義を頑張った成果として、1人1人名前が呼ばれ、「子ども司書」の認定書が授与されました。
今回の受講生全員が認定要件を満たし、晴れて第10期の子ども司書に認定されました!皆さん、おめでとうございます!
子ども司書講座で学んだことを活かし、今後は家族や自分たちが通っている学校で子ども司書として活躍してくれることを期待しています。
約半年間、本当にお疲れさまでした!
子ども司書講座は来年度も開講する予定です。
今後も皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。