第5回(令和元年11月24日)

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更新日:令和元年12月13日

11月24日(日)に本年度の「子ども司書講座」の第5回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は5期生になります。

第5回目「調べ学習をしよう!」では、図書館を利用した調べ学習に取り組みました。
司書の基本的な役割・能力として「さまざまな情報を調べられること」が挙げられます。今回は調べ学習を通して、図書館で調べものをするとはどういうことなのかを体験していただきました。


まずは図書館の司書さんから調べ学習とはなにかについて学びます。



背ラベルなど、資料の配架のおさらいをして、さらに調べ学習の5つの段階について学びました。



調べ学習ではテーマが大事! 各グループがそれぞれ大きいテーマを決めました。
今回は「コンビニ」「お城」「図書館」「オリンピック」となりました。



テーマを決めたら、まずはそのテーマの言葉の定義を確認します。調べ学習では、テーマがふわっとしてしまうと自分が何を調べているのか見失うこともあるので、ここはしっかりと辞典を引いて定義を書き写しました。



書き写したら、そのテーマに対する「なぞ」を詰めていきます。テーブルの真ん中ではドーナツチャートと呼ばれる、アイデアを出すためのワークシートがおいてあります。素朴な疑問を連ねて行って、今回はその中からもっとも調べたい3つのなぞを調べました。



午後からは、実際に書架へ繰り出して、なぞの答えが載ってそうな本を探しました。館内OPACを使って探しています。



小学生が調べ学習のために使う本は5階にありますが、あえて6階・7階の大人向けの本からも探しています。中央図書館だけでも50万冊ある本の中から、バッチリな本は見つかるかな?



帰ってきたら、さっそく調べます。



といっても、なかなか答えは見つかりません。本がなければ書架を往復することもあります。



答えがみつかったら、次は発表シートを作成します。調べ学習は発表するまでが調べ学習なのです。



よってたかって書いてます……講座の宿命で、時間が短くて大変なのです。



最後は発表です! 各グループがどんな内容を調べたのか、お互いに興味をもって聞きました。



短い時間でしたが、みんな本当に頑張って取り組むことができました。調べ学習の経験は大人になってからもとても役に立つので、これからも機会があれば取り組みましょう!



子ども司書講座は7月から12月までかけて、全6回の内容で開講する予定です。
引き続き子ども司書たちの活躍はホームページでお伝えしていきます。