第6回(令和元年12月26日)

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更新日:令和2年1月23日

12月26日(木)に本年度の「子ども司書講座」の第6回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されました。
本年度は5期生になります。

第6回目はついに最終回。「本の修理の現場をみてみよう!」ということで、午前中は中央図書館で本の修理ボランティアをしているブック・ラボさんを講師に迎え、和装本の作り方を学びました。


和装本(和綴じ本)は、ひもを使って本を綴じます。表紙はブック・ラボさんにご用意いただき、受講生は綴じるところを体験しました。



さっそく綴じていきます。針に糸を通すのにロウを用意してもらいましたが、さすがみなさん小学生なのでロウがなくても糸を通しました……。



先生にお手本を見せてもらいながら通していきます。通す順番は決まっていて難しいですが、お手本があるとわかりやすく通せます。



個別にも対応してもらいます。糸を通す穴は開いていますが、けっこう力が必要です。



受講生ごとに進み具合はバラバラですが、着実に糸を通していきました。



最後に、開きやすくするために折り目をつけて完成です。



見事に完成! 表紙もきれいな和紙なので、とてもよい思い出の品になりました。
ちなみに、中身はメモ帳になっています。



完成後はブック・ラボさんが活躍する図書修理室を見学しました。
図書修理室にはいろんな道具がたくさんあって、みんなでお邪魔するとぎゅうぎゅうです。



修理に使う和紙も触らせてもらいました。
実際に壊れてしまった本を見せてもらい、修理にすごく時間がかかること、本は大切に扱ってほしいことなどをご説明いただきました。
壊れた本をみて、受講生も大切に扱うことが必要なことを学んだようです。



午後からは、市内の各校から来ている受講生たちが、さまざまな活動に取り組んだ様子を発表しました。
レポートを前で投影して、みんなにもわかりやすく説明できるようになっています。



レポートには写真を載せてもよいことになっており、ほかの小学校の様子を写真から知る事ができてお互いの発表を興味深く聞いていました。



全員の発表が終わり、図書館事務局長から講評をいただきました。



これですべての日程が終了し、晴れて修了式を迎えました。



今回の受講生すべてが認定要件を満たし、晴れて第5期の子ども司書に認定されました!
みなさんおめでとうございます!
令和最初の子ども司書ということになりました。ここで学んだことを活かし、今後は自分たちの学校や地域の図書館で活躍することを期待しています!
約半年間、本当におつかれさまでした。

子ども司書講座は来年度も開講する予定です。
今後も皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。